2026年10月20日,World Association of Lesson Studies(WALS)が主催する「WALS PhD/ECR Day 2026」(オンライン開催)において,神田颯研究員,宇ノ木啓太研究員,川本吉太郎特命助教,三井成宗特命助教が研究発表を行いました。
本イベントは,博士課程の学生や若手研究者を対象として,参加者が自身の研究成果や研究構想を共有し,意見交換を行うことを目的としています。今回の発表は,”The Spectator in Social Studies Lesson Study: Rethinking Observation through the Digital Citizenship City”と題し,研究発表を行いました。
本研究では,授業研究において授業を参観する「観察者(spectator)」の理論的意義に注目しました。本発表では,ハンナ・アレントの所論を手がかりとして,授業を観察する人々がもつ民主的な可能性について問題提起しました。その具体的な事例として,DCCの広域交流型オンライン学習を取り上げました。DCCでは,対面とオンラインを併用し,授業を教師や研究者だけでなく,保護者や市民にも開いています。
質疑応答では,どのように参観を受け入れる仕組みを構築しているのか,必ずしも専門家ではない保護者や市民からの予期しないコメントをどう受け止めたらよいと考えているか,などのご質問をいただきました。
DCCでは今後も,授業実践の開発と並行して,授業を観察する保護者や市民の役割を検討し,より民主的な授業研究のあり方を追究してまいります。




