広島大学大学院
人間社会科学研究科・准教授
カリキュラム開発ユニット

川口 広美

Hiromi Kawaguchi

シティズンシップ教育や社会科教育を中心に、カリキュラムや教師教育の点から研究を進めてきました。国家など政策面で提供されるプログラム・カリキュラム・授業を紹介するのではなく、実際にどのように受容されているのか、その意味や課題を教師や学生・生徒・子どもの視点から明らかにするということを重視して研究を進めてきました。近年ではアメリカ・ノルウェー・フィリピンの社会科・シティズンシップ教育研究者との共同研究に積極的に取り組んでおり、海外の視点から日本の「当たり前」を見つめなおすと共に、日本の特質をアウトプットすることで教育研究の発展に寄与したいと考えています。EVRIは「教育の専門性」ユニットに所属しており、教師や教育研究者に求められている資質やそうした資質をどのように育成すべきか、といったことについて研究を進めています。今後は、グローバル化などの社会変容に対応した教師や教育研究者のあり方やその育成方法についても積極的に社会発信していきたいと思います。

研究業績

【著書】
・川口広美(2015)『海外研究誌に学ぶ「斬新な研究」」国内研究誌に学ぶ「意義ある研究」』,草原和博・溝口和宏・桑原敏典(編)『社会科教育学研究法ハンドブック』明治図書,pp.201-217,2015年10月.
・川口広美(2017)『イギリス中等学校のシティズンシップ教育―実践カリキュラム研究の立場から』風間書房,2017年7月.
川口広美(2019)「「歴史的見方・考え方」の習得をどのように評価するか?」『 歴史的見方・考え方、ペーパーテスト、方法的概念』東京書籍, 2019年, 9月.
・川口広美(2019)『社会科教育学研究者にとっての「実証的・経験的研究」とは何か』,子どものシティズンシップ教育研究会『社会形成科社会科論―批判主義社会科の継承と革新―』風間書房,pp.64-78,2019年3月.
・川口広美(2020)『社会科とはどのような教科か』,日本教科教育学会編『教科とその本質』教育出版,86-91,2020年2月.
・川口広美(2020)「高等学校公民科「政治経済」の学習指導・評価―実際に授業を単元で構想してみよう―」社会認識教育学会編『中学校社会科・高等学校公民科教育』,学術図書出版社, pp,125-135, 2020年4月.
・大坂遊・川口広美(2020)「コロナ・ショック下の実践課題を捉えるEVRIフェーズ」広島大学教育ヴィジョン研究センター・草原和博・吉田成章(編)『ポストコロナの学校教育―教育者の応答と未来デザイン』,pp。34-47。
・川口広美・三時眞貴子・吉田成章・安藤和久・沖原さや香(2020)「コロナ問題の学校教育への影響とEVRI版マトリックスの提案」広島大学教育ヴィジョン研究センター・草原和博・吉田成章(編)『ポストコロナの学校教育―教育者の応答と未来デザイン』,pp。48-56。
・Hiromi Kawaguchi, Jongsung Kim (2020) Beyond the pendulum? Social Studies curriculum in Japan. In Kerry, Kennedy (Ed.). Social Studies education in East Asian contexts. (pp.19-35).Oxon: Routledge.
・Jongsung Kim, Hiromi Kawaguchi and Sho Murata(2020). “This is a matter of survival”: The collaboration between education for disaster prevention and social studies education in Japan. In Kerry, Kennedy (Ed.). Social Studies education in East Asian contexts. (pp.115-124).Oxon: Routledge.
・Jongsung Kim, Nariakira Yoshida, Shotaro Iwata, Hiromi Kawaguchi (2021) (ed.). LESSON STUDY-based teacher education: From Japan to the world. New York, NY: Routledge. In printing
・川口広美 (2021)「小中高連携のあり方について説明しなさい」國分麻里・川口広美(編著)『中等社会系教育』協同出版,pp.221-224
・國分麻里・川口広美(編著)(2021)『中等社会系教育』協同出版
・川口広美,岡田了祐,福井駿. (2021)「現代の社会科教育にみる政治主体形成の実践」教育目標・評価学会(編)『<つながる・はたらく・おさめる〉の教育学: 社会変動と教育目標』日本標準. pp. 197-212
・川口広美 (2021)「デジタル時代に社会科カリキュラムはどう変わるか」草原和博・川口広美(編著).『学びの意味を追究した中学校公民の単元デザイン』明治図書. pp.148-155.
・草原和博・川口広美(編著). (2021)『学びの意味を追究した中学校公民の単元デザイン』明治図書.
・橋崎頼子・川口広美(2021)「シティズンシップ教育としての国際理解教育の授業はどうあるべきか」日本国際理解教育学会(編)『国際理解教育を問い直すー現代的課題への15のアプロ―チ』明石書店. pp. 191-204.

【論文】
・川口広美(2015)「社会科教育における理論研究の動向― 2014年度の社会科教育関係学会論文から―」『社会科教育研究』第125号,pp.96-107,2015年9月.(査読有り)
・川口広美(2016)「能動的シティズンシップをどのように評価するのかーイングランドのシティズンシップ教育の事例を手がかりに」,『教育目標評価学会紀要』第26号,pp.11-20,2016年12月.(査読あり)
・Hiromi Kawaguchi, Kazuhiro Kusahara and Masato Ogawa(2017)What Japanese High School Teachers Say About Social Studies, The Journal of Social Studies Education, 6,pp.97-112, 2017年3月.(査読なし)
・橋崎頼子・北山夕華・川口広美・南浦涼介(2017)「日本の教員養成課程の学生のナショナル・シティズンシップに対する意識―日本とノルウェーの7大学における調査を通して」,『国際理解教育』第23巻, pp.13-22.2017年7月.
・川口広美・城戸ナツミ・近藤秀樹・尾藤郁哉・高錦婷・福元正和・山口安司・兒玉泰輔・茂松郁弥・山本稜・吉川友則・神野幸隆・鈩悠介・池野範男(2018)「教科の構造に基づいた小学校社会科授業研究—知識の構造図と概念的枠組みを用いて—」,『学校教育実践学研究』第24巻,pp.83-92,2018年3月.
池野範男・石原光・高錦婷・福元正和・山口安司・城戸ナツミ・近藤秀樹・尾藤郁哉・兒玉泰輔・茂松郁弥・山本稜・吉川友則・鈩悠介・神野幸隆・川口広美(2018)「討議活動に着目した中学校社会科地理授業研究―社会認識と市民的資質の一体的な育成を目指して―」,『日本体育大学大学院教育学研究科紀要』1巻,1&2号,pp.95-111,2018年3月.
・川口広美(2018)「社会科教育学は《政治的主体》をどのように論じてきたかー社会科教育学の本質・原理研究の議論の『枠組み』に注目してー」,『教育目標・評価学会紀要』28巻,pp.29-38,2018年12月.
・岩田昌太郎・草原和博・川口広美(2018)「教師教育者の成長過程に関する質的研究―TAの経験はアイデンティティ形成にどのように影響を与えるか―」,『日本教科教育学会誌』第41巻1号,pp.35-46,2018年5月.
・川口広美・城戸ナツミ・青本和樹・久保美奈・篠田裕文・竹下紘平(2019)「主体的な歴史的探究を促す日本史授業開発ー単元『摂関政治と院政』の場合ー」,『学校教育実践学研究』第25巻,pp.67-76,2019年3月.
・橋崎頼子・川口広美・北山夕華(2018)「多様性に向き合う教師育成のためにー寛容と公正の視点からみた教師教育者の取り組みー」,『日本教育大学協会研究年報』37集,pp.135-147,2019年3月.
・山田 秀和, 草原 和博, 川口 広美, 大坂 遊(2019)「教科教育研究者の社会的責任の果たし方:教育学に背景を持たない3名の欧州研究者の多様性と共通性」,『日本教科教育学会誌』第42巻3号, pp.41-54, 2019年12月.
・南浦涼介・川口広美・橋崎頼子・北山夕華(2020)「多様性の視点を日本の学校教員養成に取り入れるための教師教育者の戦略ーペダゴジーと制度の観点から」,『東京学芸大学紀要 人文社会科学系Ⅰ」71巻,pp.109-126,2020年1月.
・Kitayama, Y., Kawaguchi, H., Hashiszaki, Y. and Minamiura, R. (2020) Teacher Education for Social Justice : Case studies of Japanese and Norwegian educators. 『大阪大学教育学年報』25号,51-62,2020年3月.
・川口広美・高松 尚平・玉井 慎也・両角 遼平・青本 和樹・篠田 裕文・真崎 将弥・久保 美奈・奥村 尚(2020)「多様性理解をめざした日本史授業開発ー単元「満州事変期における新聞の論調変化とジャーナリズム論」の場合ー」,『学校教育実践学研究』第26巻, pp. 21-28, 2020年3月.
・大坂遊・川口広美・草原和博(2020)「どのように現職教師から教師教育者へ移行するのかー連続的・漸次的に移行した教師教育者に注目してー」,『学校教育実践学研究』第26巻, pp. 87-94, 2020年3月.
・久保美奈・川口広美(2020)「教師にとっての「障害者」とは誰かーA市B高校の社会科教師C先生を事例としてー」,『特別支援教育実践センター研究紀要』第18号, pp. 11-18, 2020年3月.
・草原和博,川口広美,金鍾成,渡邉巧(2020)「概念ベースのオーストリア「歴史・社会・政治科」の授業構成―市民性育成からみた概念の機能に注目して―」사회과수업연구『社会科授業研究』第8巻第1号, pp. 81-97, 2020.
・金鍾成,渡邉巧,草原和博,川口広美(2020)「オーストリアの政治教育の教師は政治的中立性をどのように理解し実践しているか?ー日本の社会科教育の再政治化を目指してー」社会科研究、第92号, pp.1-12.
・川口広美、奥村尚、玉井慎也(2020)「論争問題学習」はどのように論じられてきたかー社会科教育学の関連論文の検討を基にしてー」 広島大学大学院人間社会科学研究科紀要『教育学研究』, 1巻, pp. 40-49.
・久保美奈、青本和樹、篠田裕文、川口広美(2020)「教育学研究者と教育実践者をつなぐ「場」としての学会の役割と意味ー社会科教育関連の学会に注目してー」広島大学大学院人間社会科学研究科紀要『教育学研究』, 1巻, pp. 60-68.
・玉井慎也、高松尚平、渡邉竜平・川口広美(2020)「多元的民主主義を前提とした歴史教育カリキュラム設計過程の特質ーカナダのHTPにおける参照基準の構築・普及過程に着目してー」教育目標・評価学会紀要, 30巻, pp. 31-40.
・川口広美(2021)「多様な実践者・研究者との協働・対話に開かれた 教科教育学研究をめざして」日本教科教育学会誌, 第43巻, 第 4 号 pp.1-8 (印刷中).
・川口広美「「彼らの問題」ではなく「私たちの問題」と捉えることの重要性」(2021)『社会科教育』 751巻, pp. 36-39, 2021-1101
・Kim, J., Watanabe, T. & Kawaguchi, H. (2021) Educating teachers as designers: The potentials of Kyouzai Kenkyuu in Social Studies teacher education. In Journal of Social Science Education. 20(3):174-195.
・Jongsung Kim, Hiromi Kawaguchi & Kazuhiro Kusahara (2021). »No More Wars« : Friedenserziehung in Japan (“No More Wars”: Peace Education in Japan). In Wissenschaft & Frieden. 3: 28-31.

【雑誌】
・川口広美(2017)「目標から考える小中連携の重要性」『新学習指導要領とこれからの小学校社会科』東京書籍,pp.18-20,2017年11月.
・川口広美(2017)「考える技術を教える問題づくりと思考トレーニング 考える『問い』と問いを追求し続けられる『システム』を」『社会科教育』54巻 11号,pp.8-11,2017年11月.
・川口広美(2018)「『自分は何を重視して授業を作っているか?』からはじまる高校地歴科・公民科授業研究」『社会科教育』716巻,pp.98-101,2018年12月.
・草原和博・川口広美(2018)「〈世界の研究動向から考える〉社会科授業の理解に役立つ12のキー概念(第8回)-Substantive/Pedagogical Concept(本質的・方法的概念)-『思考する』歴史教育をどのように実現するか?思考のプロセスを可視化する」『社会科教育』第715号,pp.124-125,2018年11月.
・川口広美(2019)「究極のアマチュア」を育てる社会科の教材化の視点とは」『学校教育』6月号, pp.14-21, 2019年6月.
・川口広美(2020)「見方・考え方を深める 小中高連携の意義と方法」『社会科教育』731巻, pp. 16-21, 2020年3月1日.

【発表】
・草原和博・大坂遊・岡田了祐・後藤賢次郎・斉藤仁一朗・田口紘子・田中伸・堀田諭・南浦涼介・村井大介・山田秀和・渡邉巧・渡部竜也「私たちは如何にして社会科教育研究者になるのか 個人史・社会史からみた研究者の変革的成長の過程を手がかりにして」,全国社会科教育学会第66回研究大会,全国社会科教育学会第66回大会実行委員会,広島大学,2017年10月29日.
・大坂遊・岡田了祐・斉藤仁一朗・村井大介・渡邉巧・堀田諭・後藤賢次郎・南浦涼介「社会科教育学で創出された知を教員養成の場へ如何に還元するか 若手研究者による挑戦」,全国社会科教育学会第66回大会,全国社会科教育学会第66回大会実行委員会,広島大学,2017年10月28日.
・川口広美「社会科教育学は 政治主体形成をめぐる課題にどのように応じてきたか?ー本質論に関する議論を中心にー」,教育目標・評価学会第28回大会,金沢大学,2017年11月18日.
・山田秀和・大坂遊・川口広美・草原和博「教科教育学研究者のキャリアパスとアイデンティティ(3)欧州の研究者の比較研究」,教育ヴィジョン研究センター(EVRI)「教育の専門家」研究ユニット 研究拠点創成フォーラムNo.4 教育学研究者と教師教育者のアイデンティティ,教育ヴィジョン研究センター,広島大学,2018年3月4日.
・川口広美・大坂遊・草原和博「社会科教育学研究者の教師教育と教育研究-現職教師はいかにして教師教育者になるのか-」,教育ヴィジョン研究センター(EVRI)「教育の専門家」研究ユニット 研究拠点創成フォーラムNo.4 教育学研究者と教師教育者のアイデンティティ,教育ヴィジョン研究センター,広島大学,2018年3月4日.
・川口広美・堀田諭・後藤賢次郎・大坂遊・岡田了祐・川口広美・後藤賢次郎・斉藤仁一朗・堀田諭・南浦涼介・村井大介・渡邉巧「若手教師教育者の教育実践とその背景-大学院生はいかにして教師教育者になるのか-」,教育ヴィジョン研究センター(EVRI)「教育の専門家」研究ユニット 研究拠点創成フォーラムNo.4 教育学研究者と教師教育者の アイデンティティ,教育ヴィジョン研究センター(EVRI),広島大学,2018年3月4日.
・南浦涼介・川口広美・橋崎頼子・南浦涼介・川口広美・橋崎頼子・北山夕華「教師教育者は多様性をどのように扱っているのか―市民性教育を担える教師の育成のために」,言語文化教育学会第4回年次大会,言語文化教育学会,立命館大学,2018年03月11日.
・川口広美・橋崎頼子「社会的レリバンスの高いシティズンシップ教育カリキュラムの設計方略ー欧州評議会作成のリファレンス・フレームワークを事例としてー」,日本カリキュラム学会,通常,日本語,日本カリキュラム学会,北海道教育大学旭川校,2018年07月01日.
・山口安司・高錦婷・近藤秀樹・城戸ナツミ・尾藤郁也・福元正和・鈩悠介・川口広美「歴史教育で方法的概念を明示的に用いることの意義と課題ーイギリス歴史授業・カリキュラムを事例としてー」,全国社会科教育学会第67回全国研究大会,全国社会科教育学会,山梨大学,2018年10月20日.
・城戸ナツミ・尾藤郁哉・福元正和・鈩悠介・近藤秀樹・高錦婷・山口安司・川口広美「イギリス歴史教育における方法的概念とその成立」,全国社会科教育学会第67回全国研究大会, 全国社会科教育学会,山梨大学,2018年10月21日.
・川口広美・大坂遊・草原和博「教師から教師教育者への移行にみられる非連続と連続ー日本のベテラン教師教師教育者の事例研究ー」,教師教育者に関する国際シンポジウム 第1部 話題提供 事例2,武蔵大学,2018年12月8日.
・Kim, J., Kusahara, K. Kawaguchi, H., & Komatsu, M. “Two students’ journeys of thinking about the notions of peace through the tragedy of Hiroshima: A comparative case study of the effect of students’ historical backgrounds on peace education”, Presentation to the 20th CiCea Conference, Warsaw, Poland, May, 2018.
Hiromi Kawaguchi (2018) Teachers’ perceptions about New History Education, International Seminar on Social Studies and History Education, UNIVERSITAS PENDIDIKAN INDONESIA SCHOOL OF POSTGRADUATE STUDIES STUDY PROGRAM OF SOCIAL STUDIES EDUCATION, UNIVERSITAS PENDIDIKAN INDONESIA, 2018年11月06日.
・Jongsung Kim, Kazuhiro Kusahara, Hiromi Kawaguchi, and Mariko Komatsu, Beyond national context in peace education: Rethinking Hiroshima with multiple perspective, The 98th NCSS Conference, International Assembly, Chicago: USA, November 31, 2018.
・Hiromi Kawaguchi(2019)Crossing boundaries, Learning from others: Reimagining citizenship education in global age. 5th National Conference for Social Studies Education. organization of social studies teachers in the Philippine: University of Philippine: Philippine, April 25, 2019.
・Yuka Kitayama, Hiromi Kawaguchi, Ryosuke Minamiura and Yoriko Hashizaki(2019)Teacher Education for inclusive and culturally sensitive classroom: Case studies of two educators from Japan and Norway, World Education Research Association Focal Meeting in Tokyo, Gakushuin University: Tokyo.
・Jongsung Kim and Hiromi Kawaguchi (2019)”It is important…But” A case study of Japanese social Studies preservice teachers struggling for teaching controversial issues,, World Education Research Association Focal Meeting in Tokyo, Gakushuin University: Tokyo.
・Shotaro Iwata, Hiromi Kawaguchi and Anja Swennen(2019) How did Japanese teacher educators change their identity through a workshop?, 44th Annual conference of the association of teacher education in Europe, Bath Spa university: UK.
・川口広美「シンポジウム 18歳成人時代の「公共」と公民教育」指定討論者,日本公民教育学会,第30回日本公民教育学会全国研究大会,九州大学,2019年6月23日.
・川口広美「社会の「再政治化」に対応する社会科教師をいかに育てるか」,日本社会科教育学会,第69回全国研究大会, 日本社会科教育学会, 新潟大学,2019年09月15日.
・橋崎頼子・川口広美「欧州評議会における市民性育成のためのカリキュラム編成原理―価値を中心とした民主的文化のためのコンピテンシー参照枠に基づいて―」,日本カリキュラム学会第30回大会,京都大学,2019年6月23日.
・川口広美・城戸ナツミ「教師は二次的概念をどのように実践に取り入れているか」,全国社会科教育学会第68回全国研究大会,全国社会科教育学会, 島根大学,2019年11月10日.
・久保美奈・篠田裕文・青本和樹・川口広美「社会科教育学研究の条件とは何かー全社学関連文献を中心にー」,全国社会科教育学会第68回全国研究大会,奈良教育大学,2019年11月10日.
・高松尚平・玉井慎也・渡邉竜平・川口広美「「歴史的思考の概念」はどのようにカリキュラムに組み込まれているかーカナダにおけるHistorical thinking projectの分析を通してー」,教育目標・評価学会第30回大会,京都府立大学,2019年12月08日.
・川口広美・草原和博(2020)「オーストリアの政治教育から考える主権者教育のオルタナティブー歴史・公民教育をどのように実践しているかー」社会系教科教育学会, 通常, 日本語, 岡山理科大学,2020年02月22日.
・玉井慎也・高松尚平・渡邉竜平・川口広美(2020)「「歴史的思考」の育成を目指した歴史単元の開発方法」社会系教科教育学会第31回研究発表大会, 岡山理科大学, 2020年02月23日.
・川口広美(2020)「多様な実践者・研究者との協働・対話に開かれた教科教育学研究をめざして ―シティズンシップ教育研究者・社会科教育学者・教師教育者としての自己の葛藤を通して-」日本教科教育学会第46回全国大会シンポジウム, 2020年09月13日, 招待, 日本語, オンライン.
・藤村祐子・川口広美(2020)「自律的な活用を促進する教員の専門職基準はいかにあるべきかー全米教職専門規準委員会(NBPTS)の分析を通してー」教師教育学会第30回大会, 2020年09月13日, 通常, 日本語, オンライン.
・Hiromi Kawaguchi (2020, November) Can second-order concepts change Japanese history classroom? A case study of Japanese history teachers. Presentation to the Graz Conference 2020, University of Graz(zoom), Austria
・Jongsung Kim, Kazuhiro Kusahara, Rebecca Valbuena, Yusuke Tatara, Hiromi Kawaguchi, Mizuki Hoshi (2020, December). Exploring Students’ Historical Significance on the Use of the Atomic Bomb in Hiroshima During World War II. Students in Japan and U.S. Make a “Better Hiroshima Textbook.” Presentation to the 100th NCSS International Assembly Conference, Washington D.C. (Zoom), USA.
・川口広美・堀田諭 (2020年11月)「自律的な社会科教師育成のための専門職スタンダードとはー NBPTS(全米教職専門スタンダード)の場合ー」 日本社会科教育学会第70回全国研究大会, 筑波大学(オンライン)
・川口広美(2020年11月)「教師はどのように“コロナ”に向き合っているか-「授業」に対する語りを中心に-」中国四国教育学会第 72 回大会, 広島大学
・Listening to others, Listening to myself: A case study from Japan, Hiromi Kawaguchi, Citizenship, Human Rights, and Social Justice Education: Facilitating Positive Change Through Theory and Action, School of Education, University of Wisconsin-Madison,オンライン, 2021年04月16日.
・Jongsung Kim, Yu-Han Hung & Hiromi Kawaguchi. Teaching WWII in Asia: History Education and Historical Reconciliation, 2021 National Council for the Social Studies(NCSS) IA Annual Meeting Program, オンライン, 2021年11月18日.
・川口広美、金鍾成、岡田了祐、村田一朗.「教師は社会の生々しい問題を教える際に、何をどのように考慮するか ―同性婚を授業で取り上げた2人の社会科教師のゲートキーピング―」日本社会科教育学会第71回研究大会,通常, 日本社会科教育学会, オンライン2021年11月28日.
・川口広美、田中崚斗、野瀬輝、玉井慎也、奥村尚、小野創太「社会科教員志望学生は,論争問題学習でどのトピックをいかに扱おうとしているか――インタビュー調査を通して―」日本社会科教育学会第71回研究大会,日本社会科教育学会, オンライン, 2021年11月28日.
・Hiromi Kawaguchi Reimagining global citizenship education, 6th International Seminar on Social Studies and History Education, Universitas Pendidikan Indonesia.オンライン, 2021年11月08日, 招待.
・The struggle of ’knowledgable other’: Examining the role of a university-based teacher educator in lesson study, Hiromi Kawaguchi, World Association of Lesson Study, World Association of Lesson Study, 2021年11月29日.

【その他、報告書や翻訳等】
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂遊・吉川友則(2018)「教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2)」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』16巻,pp.69-76,2018年3月.
・オードリー・オスラー,ヒュー・スターキー(著)藤原孝章・北山夕華・橋崎頼子・野崎志帆・小松真理子・岩坂泰子・岩坂二規・阿久沢麻理子・川口広美・南浦涼介(共訳)(2018)「教師と人権教育ー公正、多様性、グローバルな連帯のためにー」明石書店,『子どもの人権』,pp.146-158.
・岩田昌太郎・齊藤一彦・草原和博・川口広美(2019)「Becoming a Teacher Educator in Japan: 教師教育者の力量形成に資するワークショップ型研修の効果とself-studyの観点から」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第17巻,pp.17-26,2019年3月.
・草原 和博・木下 博義・松宮 奈賀子・川合 紀宗・三好 美織・影山 和也・川口 広美・金 鍾成・山元 隆春・間瀬 茂夫・兼重 昇・永田 良太・岩田 昌太郎・井戸川 豊・丸山 恭司・吉田 成章・森田 愛子・桑山 尚司(2019)「教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(3)」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第17号, pp.67-76, 2019年3月.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・小山正孝・影山和也・棚橋健治・川口広美・金鍾成・山元隆春・間瀬茂夫・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・佐藤万知(2020)「INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1)」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,pp.39-47,2020年3月.
・吉田 成章, 草原 和博・木下 博義・松宮 奈賀子・川合 紀宗・三好 美織・小山 正孝, 影山 和也・棚橋 健治・川口 広美・金 鍾成・山元 隆春・間瀬 茂夫・永田 良太・岩田 昌太郎・井戸川 豊・丸山 恭司・三時 眞貴子, 森田 愛子, 桑山 尚司.「「ポスト・コロナの学校教育」の提起する学術知共創の可能性と課題」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』第19巻, pp.1-8.
・金 鍾成, 吉田 成章, 岩田 昌太郎, 川口 広美.「授業研究を軸にした教師教育に関する国際共同研究のプラットフォームづくり」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』第19巻, pp.33-40.
・草原 和博, 松宮 奈賀子, 三好 美織, 小山 正孝, 川口 広美, 金 鍾成, 岩田 昌太郎, 丸山 恭司, 吉田 成章, 桑山 尚司.「INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(2) : 「PELSTE2021」の実施計画」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』第19巻, pp.25-32.

研究テーマ・研究関心

シティズンシップ教育(社会科教育)
教師・カリキュラム研究
国際比較研究
教師・教育研究者の養成