滝沢教授、三井特任助教、川本特任助教が、8月1日に広島市教育委員会を訪問し、SIP事業について紹介しました。
広島市教育委員会の事務点検・評価委員でもある滝沢教授は、「新たな公教育をめざしてーDigital Citizenship Cityプロジェクトの挑戦ー」と題して、DCC(デジタル・シティズンシップ・シティ)の実現による未来の公教育像について提案しました。
「地域で学び・育つこと」と「開かれた世界で学び・育つこと」を両立させ、公共的課題をグローカルな視点から協働で解決する市民を育成すること、学校の自主性・自律性を尊重しつつ「ネットワークとしての教育行政」の強みをさらに発揮することが教育行政に求められることを述べ、DCCの取組への参加や、広島市独自のDCCの構築について提案しました。
また、三井特任助教は、東広島市で実際に取り組んでいる広域交流型オンライン学習の授業の様子を、川本特任助教は、これまでの他自治体との連携や学校・学級以外の場所からの子どもの参加状況について紹介しました。
広島市からは、教科に限定せず、さまざまな教育活動の中で遠隔の技術を活用できるのではないか、広島市が行っている平和学習を他市町を含めた広域型のコンテンツとして発信できないかといった意見が出されました。