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【2024.08.02】大竹市・廿日市市小学校校長会でSIP事業を紹介しました

2024.08.02
  • 発表

草原教授が、8月1日に大竹市・廿日市市小学校校長会の研修会で,SIP事業について紹介しました。

「社会形成能力を育む教育の推進」を研究課題としている同会に対して,草原教授は「地域の中で,地域を越えて社会形成力を育む学校システムをいかに構築するか」と題して、DCC(デジタル・シティズンシップ・シティ)の実現による学校間連携を提案しました。

具体的には,➀社会形成力は,地域の公共的な課題を,利害を異にする多様な地域・人々,ホンモノの当事者や専門家を巻き込みながら対話することで培われること,②デジタルツールはその対話の手助けとなること,デジタルツールを使うことで,校区のソトの学校や人,市町のソトの学校や人とも対話できること,③ソトとつながることで,ウチの課題を多面的多角的に捉えることができるようになること,④複数の学校が関係する授業の計画や調整を「チーム学校」に担わせるには限界があり,教育委員会や大学を含む「チームコミュニティ」で対応するべきこと,などを検討しました。

校長先生方は,過去の実践例に共通に隠された授業づくり原則を探し出す演習に取り組みました。さらに,東広島市と大竹市・廿日市市の教育事情を比較したり,自校での実践可能性等について協議をしました。

校長先生方からは,既成の学校観や教育観を問い直さなくてはならない時期に来ている,新しい取り組みを視察してみたい,という感想が寄せられました。また,授業の事前事後の担任間の連携をどのように行っているのか,授業の評価をどのようにしているか教えてほしい,などの質問が寄せられました。